【FLR版】BifrostWalletでラップして委任(デリゲート)する方法

いよいよ待ちに待ったFLRが配布されましたーーー!!
本記事では、FLRを個人ウォレットであるBifrostWalletでラップしてFTSOプロバイダーに委任する手順を紹介します。
※SGBで既に委任している方はFLRでも全く同じ手順なので、特に気をつける事などはないです(^^;;
BifrostWalletは使わずに普段使用しているメタマスクで委任したいという方は↓の記事で手順を紹介しています。

委任手順は4ステップ!以下の順に説明していきます。
- BifrostwalletでFLR受け取り
- FLRを委任可能なWFLRにラップ
- ラップしたWFLRを委任(デリゲート)
- 委任報酬の受取り
そもそもFLRの委任(デリゲート)ってなに??という方はこちらの記事も読んでみてください!

本記事を参考に実施された作業により損害が発生した場合でも責任は負いかねます。暗号資産の取り扱いは自己責任で行ってください。
①BifrostwalletでFLR受け取り
FLRはオプトイン申請の際に指定したETH形式のアドレスに配布されています。(個人ウォレットでXRPスナップショット通過&オプトイン申請実施の場合)
既にBifrostwalletにオプトインで指定したウォレットの情報をインポートしている方はBifrostにFLRが配布されますが、他のウォレットアプリ(メタマスク・MEW・LedgerNano・取引所等)に配布されている方も多いと思います。
そのような方々はBifrostwalletにFLRを送金しておきましょう。
Bifrostwalletを起動して、下部メニュー左端のウォレットマークをタップし、中央の「^」マークボタン→RECEIVEの順にタップ

QRコードの下の文字列があなたのBifrostwalletのFLRアドレスです。

BifrostWalletにFLRが届くと、COINS一覧に表示されます。
※Bifrostwalletの場合、ネットワーク情報を追加しなくても自動的に表示されます

②FLRをラップしてWFLRにする
残高が確認できたらいよいよ委任(デリゲート)です!まずはFLRをラップしてWFLRにします。
FLRをWFLRにすることを「ラップ(Wrap)する」と言い、WFLRは「ラップドトークン(WrappedToken)」と呼ばれる形式になります。
ラップすることにより、デリゲートやDefiでの運用、ガバナンス投票などにトークンを用いることができるようになります。
ウォレット上のFlareをタップして「…」→「Wrap」の順にタップ

※トランザクション手数料はFLRで支払う必要があるため、全てのFLRをラップすることはせず、5~10FLR程度は残しておきます。
※MAXボタンを押した場合でも0.5FLRほど残した数字を入力してくれますが、私はびびりなので10FLRほど残すようにしています(^^;
CONTINUEをタップし、トランザクションの承認画面でCONFIRMをタップします。(赤下線がトランザクション手数料です)

Flareのトランザクション履歴にWrapした事が記録されました。ウォレット画面に戻ると「Wrapped Flare」というトークンが追加されています。

これでFLRをラップしてWFLRにすることができました!
③WFLRを委任する
いよいよ委任です!
ウォレットのWrapped Flareをタップ。「…」→「Delegate」の順にタップします。

「EDIT」→「Add Delegation」の順にタップし、委任するプロバイダーを選択します。

今回は例として、Flare FTSO Monitorで確認できるFLRの委任報酬利率ランキング(2023.1.10時点)を参考に、以下の2つのプロバイダーに委任することとします。
- Flare.Space
- Atlas TSO
※ランキングは随時入れ替わっています。必ずご自身で委任する時の状況をチェックしてください。

Flare FTSO Monitor以外にはIvy oracleのランキングも便利です!

こちらはタブでVPを%表示に切り替えられるので2.5%を超えていないかチェック可能ですね。

委任先選定のポイントは以下の3つ
- RewardRate(報酬利率)
100FLR委任した時に1エポック(3.5日)で得られる報酬の利率。この値が高いと我々が得られる報酬も多いということになります。 - VotePower(投票力)
プロバイダーが報酬を獲得する為に必要となるのがVP。VPが大きい方が有利ですが、上限が2.5%と定められています。上限を超えているとどんな影響があるのか?は次項で解説しています。 - Fee(手数料)
委任したプロバイダーに支払う手数料。基本は20%ですが、プロバイダーによっては値下げしているところもあります。
VP上限2.5%を超えているプロバイダーへの委任
まず、そもそもVP(VotePower)とは、我々WFLR保有者がプロバイダーに委任するWFLRの量と同意です。
各プロバイダーは我々が委任したWFLRを利用してFTSOへの価格投票に参加し、その報酬として獲得したFLRを委任した我々に分配してくれます。ちょっとこの部分を説明すると長くなるので、こちらの記事で解説しています。

各プロバイダーのVotePower(投票力となるWFLR)の上限は総VPの2.5%と定められています。
例えば、あるプロバイダーのVPが3.0%だった場合、超過分の0.5%分にあたるVP(委任されたWFLR)は活かすことができません。
しかし、2.5%のVPで獲得した委任報酬であっても委任者全員(3.0%分)で山分けです。
結果的に分け前が減って効率が悪くなることになります。
しかし、Songbirdでのデリゲートの経験上、VPが上限を超えていても報酬利率で1位になるプロバイダーもいます!「VP上限オーバーだから委任してはダメ」とは一概には言えません。
ちょっと脱線してしまいました(^^;
手順に戻ります!
ウォレットにあるWFLRの何%をこのプロバイダーに委任するか入力して「CONTINUE」をタップします。(今回は50%にしましたが、お好きな%で大丈夫です)
引き続き2つめのプロバイダーを指定するので、Add Delegationをタップ。

2つの委任先を設定できたので、「CONTINUE」で進みます。

1つのウォレットにつき、委任先は2つまで選択できます。
委任割合の指定は1%刻みでどんな割合でもOKです!
- 1つの委任先に80%
- 2つの委任先に50%-20%
- 2つの委任先に70%-30%
なお、委任先はBifrostwalletで指定可能なプロバイダーの中から選択することを推奨します。
この一覧にあるプロバイダー達は精査されており、Flareネットワークの安定稼働の為に安心して委任できるとお墨付きをもらっているイメージです。
Bifrostwalletも公式Twitterで一覧の中にあるプロバイダーに委任するようアナウンスしています。
An important message before the first reward epoch on Flare. Please only delegate to vetted and named FTSO signal providers. Your delegations matter. If you only care about reward rate and delegate to a misbehaving FTSO provider, you hurt the system. #every #vote #matters pic.twitter.com/t8kA2AtNVo
— Bifrost Wallet (@BifrostWallet) January 15, 2023
「CONFIRM」でトランザクションを承認すると、「DELEGATIONS」に指定したプロバイダーが表示されます。

これで委任(デリゲート)完了です!!お疲れ様でした!
委任先や割合はEDITボタンからいつでも変更できます。ただし、委任報酬に反映されるタイミングは委任サイクルのスケジュールによりタイムラグが生じているように感じる場合もあるかもしれません。
なお、最初の報酬受け取りは1月20日am4:00~です!
✅FLRのデリゲート報酬受け取りはエポック3から
— あやママ@SGBdelegator (@ayamamasyufulog) January 7, 2023
TDEに向けて盛り上がってきましたね?
Discordにピン留めされているTomさんの投稿を参考にデリゲートの時系列を確認!
エポック1,2の報酬はBurnされます。
初回の報酬受取は日本時間1/20からですね? pic.twitter.com/x8aJ37Paf6
④委任報酬の受け取り
「委任報酬システム」なんですから、報酬を受け取らないといけませんよね!
委任報酬は委任したWFLR量に応じて随時報酬額が確定し、積み上がっていきます。その報酬は毎週月曜16時/金曜4時の週2回受け取ることができるようになります。
下にある委任スケジュールの図がわかりやすいので、見てみてくださいね!
FLRの委任報酬受け取りは1/20からなので、こちらではサンプルとしてSGBの画面で受け取り方を見てみましょう。(FLRの委任報酬が受け取れるようになったら画像は差し替え予定です)
委任報酬が受け取り可能になると、REWARDSに「Unclaimed(未請求)」として表示されます。「CLAIM ALL」をタップしてトランザクションを承認すると受け取りが完了し、残高に反映されます。


※報酬はCLAIMと同時にラップされてWFLR残高への反映になるそうです!
Flare uses “Claim and Wrap” by default, so wrapping will likely be uncommon.
— Bifrost Wallet (@BifrostWallet) January 7, 2023
なお、報酬は受け取らなくても「Unclaimed」に貯まっていきます。受け取り可能期間は請求可能になってから90日です。
この期間を過ぎてしまうと、報酬はBurnされ受け取れなくなりますので注意してください!
受け取った報酬は複利で増える
受け取った報酬は自動的にラップされWFLRとしてウォレット残高に反映されるため、すでに設定してある割合に基づいて自動的に委任されます。
複利でどんどんFLRを増やす事ができますね!
エポックのスケジュール
FLRの委任報酬エポックは3.5日周期で行われます。
週前半 | 週後半 | |
---|---|---|
1エポックの期間 | 3.5日 | 3.5日 |
エポック開始時間 | (月)16:00 | (金)4:00 |
エポック終了時間 (報酬確定日時) | (金)4:00 | (月)16:00 |
委任〆切目安時間 | (土)22:00 | (水)10:00 |
図にしてみるとこんな感じです。

ちょっとせわしない感じもしますが、委任先は毎回変更する必要はありませんし、委任先の報酬利率に納得できない時だけ委任先を変更する程度で十分かと思います。
報酬も毎回受け取らなくても90日間は未請求報酬として溜まっていきますので、気づいたタイミングで請求して受け取りましょう。
少しでも複利の恩恵を受けたい!という方はこまめに請求して次の委任に備える方がいいですね(^^♪
おまけ:Bifrost「CURRENT EPOCH」の見方
最後に、アップデートされてさらに見やすく充実したBifrostWalletの委任画面で確認できる情報を簡単にご紹介します(^^)※画像はSongbird版

Random Lock日時が日本時間で簡単に確認できるようになったのが個人的にはうれしい!!

bitbankではFLR⇔日本円の交換が可能になりました(^^)