2023.01.16 2023.01.19

【FLR版】メタマスク ✖︎ Flare Portalでラップして委任(デリゲート)する方法

あやママ

遅くなりましたが、メタマスクでFLRをラップして委任する手順をご紹介しようと思います！

SGBの時はFTSOAUというプロバイダーが提供している委任サイトでの方法を紹介しました。

FLRの本リリースに伴い、現在はFlareが提供しているFlarePortalというサイトがあるので、今回はそちらを利用して委任する手順を紹介しようと思います！

SGBの委任もFlarePortalからできますし、
FLRの委任もFTSOAUの委任サイトからできます！

使ってるツールが違うだけでやってることは同じなので、お好きな方でやってみてくださいね。

委任手順は４ステップ！以下の順に説明していきます。

FlarePortalにアクセス
FLRを委任可能なWFLRにラップ
ラップしたWFLRを委任(デリゲート)
委任報酬の受取り

あやママ

そもそもFLRの委任(デリゲート)ってなに？？という方はこちらの記事も読んでみてください！

【デリゲート(委任)の教科書】FLRが配布されたらどうすればいい？委任報酬の貰い方など【デリゲート(委任)の教科書】FLRが配布されたらどうすればいい？委任報酬の貰い方などを解説！...

留意事項

本記事を参考に実施された作業により損害が発生した場合でも責任は負いかねます。暗号資産の取り扱いは自己責任で行ってください。

Contents

FlarePortalにアクセス
FLRをラップしてWFLRにする
プロバイダーに委任する
- 委任先選定のポイント
- VP上限2.5％を超えているプロバイダーへの委任
委任報酬の受け取り
エポックのスケジュール

FlarePortalにアクセス

PCの場合はメタマスクが使用できるブラウザから／スマホアプリの場合はメタマスクのブラウザからFlarePortalへアクセスします。

URL：https://portal.flare.network/

Connect Walletボタンでウォレットを接続します。ネットワークがFlareになっていることを確認してくださいね。(Songbirdの委任をする場合はSongbird Networkを選択)

ウォレット内のFLRやWFLR残高、委任状態などが確認できます。

FLRをラップしてWFLRにする

FLRをWFLRにすることを「ラップ(Wrap)する」と言い、WFLRは「ラップドトークン(WrappedToken)」と呼ばれる形式になります。

ラップすることにより、デリゲートやDefiでの運用、ガバナンス投票などにトークンを用いることができるようになります。

FLR残高の下の「Wrap」をタップし、WFLRにする量を入力します。
※トランザクション手数料はFLRで支払う必要があるため、全てのFLRをラップすることはせず、5～10FLR程度は残しておきます。

Wrapボタンを押して、トランザクションを承認するとWFLRへのラップが完了します。

プロバイダーに委任する

ラップが出来たら次は委任に進みます。

Delegateボタンを押します。

プルダウンから希望のプロバイダーを選択し、それぞれウォレット残高の何%を委任するのか指定します。

委任先のプロバイダーは最大2つ選ぶことができます。委任先を1つだけにする場合はMainのみでOKです。
※上の画像では例としてBifrost OracleとScandiNodesFTSOに50％ずつ委任しています

あやママ

委任割合の指定は1%刻みでどんな割合でもOKです！

1つの委任先に80%
2つの委任先に50%-20%
2つの委任先に70%-30%

submitを押してトランザクションを承認すると、委任先の設定は完了です！

委任先選定のポイント

委任先を決めるのに便利なのが、以下のようなランキングサイトです。

FTSOプロバイダー名、アドレス、VotePower、RewardRate、Feeなどの情報を一覧でチェック、ソートして確認することができます。

＜Ivy oracle＞

＜Flare FTSO Monitor＞

※ランキングは随時入れ替わっています。必ずご自身で委任する時の状況をチェックしてください。

委任先選定のポイントは以下の３つ

RewardRate(報酬利率)
100FLR委任した時に１エポック(3.5日)で得られる報酬の利率。この値が高いと我々が得られる報酬も多いということになります。
VotePower(投票力)
プロバイダーが報酬を獲得する為に必要となるのがVP。VPが大きい方が有利ですが、上限が2.5％と定められています。上限を超えているとどんな影響があるのか？は次項で解説しています。
Fee(手数料)
委任したプロバイダーに支払う手数料。基本は20％ですが、プロバイダーによっては値下げしているところもあります。

あやママ

委任先はエポック毎に変更することもできますので、そんなに悩まなくても大丈夫です。

最初はランキング上位でFlarePortalから指定できるプロバイダーへの委任から始めてみてはいかがでしょうか？

VP上限2.5％を超えているプロバイダーへの委任

まず、そもそもVP(VotePower)とは、我々WFLR保有者がプロバイダーに委任するWFLRの量と同意です。

各プロバイダーは我々が委任したWFLRを利用してFTSOへの価格投票に参加し、その報酬として獲得したFLRを委任した我々に分配してくれます。ちょっとこの部分を説明すると長くなるので、こちらの記事で解説しています。

【FLR/SGB】委任(デリゲート)で報酬がもらえる仕組みをざっくりと解説【FLR/SGB】委任(デリゲート)で報酬がもらえる仕組みをざっくりと解説...

各プロバイダーのVotePower(投票力となるWFLR)の上限は総VPの2.5％と定められています。

例えば、あるプロバイダーのVPが3.0％だった場合、超過分の0.5％分にあたるVP(委任されたWFLR)は活かすことができません。

しかし、2.5％のVPで獲得した委任報酬であっても委任者全員(3.0％分)で山分けです。

結果的に分け前が減って効率が悪くなることになります。

しかし、Songbirdでのデリゲートの経験上、VPが上限を超えていても報酬利率で１位になるプロバイダーもいます！「VP上限オーバーだから委任してはダメ」とは一概には言えません。

委任報酬の受け取り

エポックが始まると委任したWFLR量に応じて随時報酬額が確定し、積み上がっていきます。その報酬は毎週月曜16時／金曜4時の週２回受け取ることができるようになります。

FlarePortalの一番下にある「Claim your delegation rewards」の下にあるClaimボタンを押します。

溜まっている報酬の情報が表示されますので、「Claim All Rewards」をタップしてトランザクションを承認し、受け取ります。

報酬はFLRで支払われますが、受け取りと同時にWrapされる為、WFLR残高に反映されるそうです。

これで報酬の受け取り＆報酬のラップが完了しました！複利でどんどん増やしていくことができますね。

なお、報酬は受け取らなくても「Unclaimed」に貯まっていきます。受け取り可能期間は請求可能になってから90日です。この期間を過ぎてしまうと、報酬はBurnされ受け取れなくなりますので注意してください！

エポックのスケジュール

FLRの委任報酬エポックは3.5日周期で行われます。

	週前半	週後半
1エポックの期間	3.5日	3.5日
エポック開始時間	(月)16：00	(金)4：00
エポック終了時間（報酬確定日時）	(金)4：00	(月)16：00
委任〆切目安時間	(土)22：00	(水)10：00